ヒーロー

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2018年6月16日 20:26

 

今日は大きな成長のあった一日だった。

出動先は、私が6年位前に出勤したことのある、家電量販店だった。

記憶している限りでは、私のうつ病を一番最初に発症させた店舗。
初日に店長に挨拶に伺った時に、威圧的で乱暴な対応をとられたのを覚えている。

二日目以降はどうしても出社することができなかった。
当時、私は成人していたのにも関わらず、泣きながら派遣元に退職の電話をした。

悪い記憶がフラッシュバックでもするかと思ったが、「まさかここに来ることになるとは!」という驚きの方が先に来た。


とりあえず中に入った。


休憩室、売り場、厳重な荷物チェック、6年前と全く同じだった。
1回しか入ってないのに、はっきりと覚えている。

6年前の私にどれだけ強烈な印象を残したのだろう。

ただ、店長が同じかどうかはわからない。記憶を掘り起こしてみるが、店長の顔だけが、もやがかっている。


仕事内容は携帯電話のイベントだった。現場のリーダーは林原という若い男性だ。

彼は底抜けに明るい人物だった。場を盛り上げようと冗談を飛ばしたり、ちょけた動きをしたりして、周りのスタッフを笑わしていた。
また、お客さんにもタメ口に近い口調で話をしていた。

私が1日で根をあげた、あの軍隊のような厳しい職場で。

しかし、彼にはそれがなぜか許されているキャラクターだった。
まるでUSJやディズニーのパフォーマーのように見えた。

 

そして、契約も恐ろしいくらい取ってくる。
ナンパの様に女性客を呼び止めたり、保育士のように子供の気を引いて、親の足を止めたりする。

老若男女、色んなお客さんに合わせて自分の立ち位置や話し方を変えていくのだ。

 

そして、ふざけているように見えて、そこの家電量販店や携帯電話会社の偉い人にはきちんと接する。など、おさえるべきところはおさえているのだ。

 

私もまた一瞬で彼のファンになった。

 

昔からそういう人に憧れのようなものがあった。
私自身、根暗な人間なので、対極的な性格の人間に惹かれるものがあるのだろう。

彼と働いていると、声を出すのが怖いとか思う事なく、自然にイベントへの呼び込みができた。

 

モチベーターとしても抜群の能力だと思った。

 

そして私は思った以上に他人に影響される人間の様だ。
明るい人間と仕事をしていると自分も明るくなれる。

その事がわかった事は大きな収穫だ。

 

あの悪夢のような記憶がある、あの職場でも、一緒に働く人によっては前向きに仕事ができる。

自分にとって「働きやすい」職場とは、職種や業種ではなく、誰と働くか。であったり、人間関係の良し悪しのようだ。

 


さあ、就活どうしよう。困ったことになった。
職場にどんな人がいるかなんて、入社して働いてみないとわからない。

それに働くのはあくまで自分なのに、職場に尊敬できる人間がいてほしい。とか、人間関係が良くないと働けない。
など、自分以外の環境に依存するようでは、どこで働こうが続かないのでは。

むしろ、自分で人間関係を良くするぞ。くらいの意気込みがないとだめなんだろうなあ。