本の紹介

「吾輩は猫である」引用

2018年11月13日 22:40 「吾輩は猫である」より引用 ことによると社会はみんな気狂の寄り合かも知れない。気狂が集合して鎬を削ってつかみ合い、いがみ合い、罵り合い、奪い合ってその全体が団体として細胞の様に崩れたり、持ち上ったり、持ち上ったり、崩れ…

心に残った名文 「吾輩は猫である」より引用

2018年11月12日 19:45 「吾輩は猫である」より引用 人間は角があると世の中を転がって行くのが骨が折れて損だよ。丸いものはごろごろとどこへども苦なしに行けるが四角なものはころがるに骨が折れるばかりじゃない、転がるたびに角がすれて痛いものだ。どう…

【本の紹介】宮本輝先生 「螢川・泥の河」

2018年11月5日 13:00 宮本輝先生 「螢川・泥の河」を読み終わった。 私は平成生まれで昭和を知らない。 物語の舞台は昭和二十年代、戦後すぐの高度経済成長期が始まりそうな予感がする頃。 この頃の事はもちろん想像でしかわからないのだが、この本を読んで…

【本の紹介】宮本輝先生 「道頓堀川」

2018年11月4日 23:50 「泥の河」「螢川」に次いで書かれた川三部作の1つ。西成、天王寺、難波など大阪の都市を舞台とした小説。 特に印象的だった文章を本文より引用 船に乗って行く別々のところで生まれた別々の心の俺という数千人が同じ船に乗り合わせて流…

夏目漱石先生「明暗」

2018年11月2日 3:05 夏目漱石先生の「明暗」をぼちぼち読み進めている。ようやく折り返し。だんだんと面白くなってきた。 登場人物の心情、機微、気位い(プライド)、見栄、嫉妬など、ほんの僅かな心持血の変化がわかりやすく丁寧につづられている。 この本…

黒岩重吾さん 「西成山王ホテル」 ※本の紹介

2018年8月16日 23:36 「西成山王ホテル」を読み終わった。20代前半の頃、今から7、8年前にそのあたりでバーテンやホストをしていた頃の事を思い出す。 ずっと関西に住んでいたので、出てくる地名もなじみのあるものが多く、そのせいもあって物語に没頭できた…